東京藝術大学で「第20回 お仏壇のはせがわ賞」授与式を開催
2025年度において、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻から、特に優れた作品や研究に対し「第20回 お仏壇のはせがわ賞」が授与されました。この賞は、株式会社はせがわによって2007年に始まり、文化財を守るための技術や知識を次世代へ伝えることを目指しています。今回は、修士課程から堀内七海氏が受賞し、博士課程では張彬文氏と王工一氏が特別賞を受賞しました。
受賞者についての詳細
第20回 お仏壇のはせがわ賞
受賞者の堀内七海氏の作品は、東京藝術大学蔵の「阿弥陀三尊来迎図」の模写と装潢です。この作品は鎌倉時代に描かれ、阿弥陀如来や菩薩たちが描かれた荘厳なもので、作品はその保存状態が非常に良好であり、歴史的にも貴重なものとされています。堀内氏は、受賞のコメントの中で、支えてくれた方々への感謝の意を表し、研鑽を積んでいく決意を述べました。
特別賞受賞者の紹介
特別賞を受賞した張彬文氏の研究は、「大型板絵の制作技法」に焦点を当てたもので、重要文化財《板絵智光曼荼羅》を用いた模写制作を通じて、制作技法の解明を目指しました。研究過程では、色彩技法や素材に注目し、過去の資料を基にした実証的な検討をおこないました。
また、王工一氏は鎌倉時代の木彫像に関する研究を行い、作品制作の技法を研究し模刻を行いました。これにより、当時の技能や彩色による魅力を再現しようとしました。それぞれの受賞者は、支えてくれる人々への感謝の意をしっかりと述べ、新たな挑戦に向けての意気込みを語っています。
「お仏壇のはせがわ賞」の意義
この賞は、日本の文化を守る役割を果たす技術者を育成するための重要な制度として位置づけられています。特に、はせがわの姿勢として、伝統技術や文化を受け継ぐことの大切さが強調されています。日本文化の伝承を重視し、持続可能な社会の形成に貢献する取り組みの一環として設立されたこの賞は、毎年多くの学生に刺激を与えています。
さいごに
お仏壇のはせがわ賞の授与を通じて、東京藝術大学の学生たちが持つ優れた技術と情熱が、今後の日本の文化財の保存や再生に寄与していくことを期待しています。このような活動によって、日本の美しい文化が次の世代へ引き継がれていくことが重要です。受賞者たちの新たな挑戦と努力を、私たちも応援していきましょう。