持続可能な物流を実現するMizkan Logitecの新しい挑戦
ミツカングループの物流部門であるMizkan Logitecは、近年の厳しい物流状況と人手不足を受けて、業務のデジタル化を強化しています。2026年1月、同社は株式会社インフォマートと株式会社invoxが提供する「発注書AI-OCR(invox)」を導入し、持続可能な物流体制の構築に向けた一歩を踏み出しました。
導入の背景
Mizkan Logitecは大阪と名古屋に拠点を持ち、全国の取引先からの注文を受け付けています。しかし、物流問題が深刻化し、人手不足が懸念される今、災害時の商品の供給を確保するためのBCP(事業継続計画)の強化や、持続可能なサプライチェーンの構築が急務となっています。
同社は85%がEDI化された受発注の中で、残りの15%を占めるFAX発注書の処理が大きなボトルネックであることに気づきました。毎月約12,000枚のFAXが送られ、手入力やダブルチェックなどアナログ作業による負担が発生していたのです。この課題を解消するため、取引先に負担をかけずに進められるデジタルソリューションとして「発注書AI-OCR」の導入が決定されました。
導入による効果
読み取りAIエージェントの活用
導入以降、2026年4月には『読み取りAIエージェント』が本格稼働し、取引先ごとに異なる1,400件以上のFAXレイアウトが登録されました。当初の目標を大きく上回る結果に、受注担当者からは「商品名の候補が自動で読み取られ、自社の商品コードと紐づけられるため、入力作業の時間が短縮され、業務スピードが飛躍的に向上した」と好評の声が続いています。
デジタル化による業務標準化
デジタル化の進展は、手作業による業務を標準化し、負担を軽減する一助となりました。この受注業務のデジタル化は、将来の人材不足リスクへの備えに加え、非常時にも機敏に対応できるBCP体制を支えることとなるでしょう。この体制が整うことで、サプライチェーン全体の効率化を目指すことが可能になります。
今後の展望
Mizkan Logitecの担当者は、今回の「発注書AI-OCR」の導入を通過点とし、将来的にはFAXによる受発注を完全に廃止し、EDI化とペーパーレス化を達成することを目指しています。また、物流の2024年・2026年問題に対する取り組みも重要なメッセージとしています。
同社は今後も取引先や配送業者と連携し、持続可能な物流体制を構築し続けるとしています。デジタル化の推進は、未来の安定したビジネス環境を保障するために欠かせない要素です。
サービス概要
Mizkan Logitecでは、FAXやメールで受け取った発注書を「発注書AI-OCR(invox)」を用いてデータ化し、そのデータを「BtoBプラットフォーム 受発注ライト」に自動で連携する仕組みを整えています。これにより、受注データは基幹システムに取り込まれ、従来の手入力作業は大幅に削減されます。
詳しいサービスの情報は、
こちらで確認できます。また、Mizkan Logitecやインフォマートのウェブサイトでも、最新の情報を随時発信しています。