静岡の未来を担う中学生たち、ものづくり体験の魅力を学ぶイベントレポート
2026年5月21日、静岡市立南中学校の39名の生徒たちが、静岡県の駿河生産プラットフォームで特別な体験をしました。このイベントは、株式会社ミスミグループ本社のグループ企業である駿河生産プラットフォームが主催し、静岡大学の「中学生を地域企業で育てるキャリア教育プログラム」に基づいたものです。これまで3回開催されているこのプログラムは、地域企業での実際の業務体験を通して、生徒たちにものづくりの魅力とキャリアの選択肢を伝えることを目的としています。
ものづくりの魅力と未来の担い手を育む
イベントでは、まず駿河生産プラットフォームの事業内容やミスミグループの取り組みについて説明がありました。特に、日本のものづくりが現在抱える人手不足や時間不足といった課題に対して、デジタル化や自動化を駆使して生産性の向上を図っていることが強調されました。生徒たちは、自動生産システムやデジタルマニュファクチャリングの実際の現場を見学し、最新のものづくりに触れることでその進化に驚きの表情を見せました。
また、プロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」のマスコットキャラクター、ベルティもサプライズで登場し、生徒たちの笑顔を引き出しました。こうした参加者との交流も、ものづくりへの理解を深める良い機会になったことでしょう。
実際の工場見学とものづくり体験
生徒たちはまず、工場の免震構造を見学し、自然災害時でも生産が続けられるようなBCP(事業継続計画)対策について学びました。その後、自社開発の自動生産システム「ALASHI」を使って金型部品の製造体験を行いました。操作することで、ものづくりのスピードと精度に驚き、「こんなに迅速に製品ができるなんて!」と興奮気味に体験を振り返っていました。
さらに、駿河生産プラットフォームが誇る「meviyデジタルマニュファクチャリングシステム」の現場も公開されました。生徒たちは工場内を動き回る自動搬送車や、ウォータージェットによる自動加工システムを目の当たりにし、その先進技術を実感しました。また、ネームプレートを製作する際に使用された3Dプリンターや3DCADソフトの説明もあり、これらの技術が日常のものづくりにどう活用されているかを学ぶ貴重な機会となりました。
質疑応答で広がる興味と関心
工場見学が終わった後には質疑応答の時間が設けられました。生徒たちが積極的に手を挙げ、ものづくりに対する関心を示しました。「時間短縮に着目しているのがすごい」といった具体的な感想も寄せられ、ものづくりの奥深さを感じ取ったようです。
今回の「中学生向けオープンファクトリー」は、静岡市の地域企業と大学、そしてスポーツ団体が協力し、地域の未来を担う若者たちに新しい視点を提供する良い機会となりました。今後もこのような取り組みを通じて、ものづくりに対する興味と理解を深め、自身のキャリアを考えるきっかけとなればと思います。
駿河生産プラットフォームは、これからも地域社会への貢献を大切にし、次世代のものづくりを支える人材を育成する方針を掲げています。参加した生徒たちが、この貴重な経験を通じて未来へつながるキャリアの選択肢を広げていくことを願います。