地域に広がる共感の場「ファミマギャラリー」
千葉県内で開催される「ファミマギャラリー」は、障がいのあるアーティストたちの作品を展示するアート展です。このイベントは、株式会社ファミリーマートと千葉県障害者芸術文化活動支援センター「うみのもり」が共催し、2025年6月27日(金)から始まります。
このギャラリーは、アートを通じて障がいを持つ方々が社会に参加する機会を提供し、同時に一般の方々には障がいに対する理解を深めてもらうことを目的としています。これまでに9回目の開催を経て、今回で10回目となります。
受賞作品の魅力
展示される作品は、障がい者芸術文化活動支援センターによる「令和6年度展覧会 あらゆるひとの表現 うみのもりの玉手箱4」の受賞作品です。その中には、多くの感動的なストーリーを持つアートが含まれており、以下の2つの作品が注目されています。
土部 零士さんの「Look at me」
この作品は、自身が挑戦して成功した世界での喜びを表現しています。土部さんは、力強さと輝きを感じる瞬間をキャンバスに描き、その達成感を周囲の人々に伝えたいという思いを込めました。この絵は、彼の強い意志と感謝の気持ちが溢れ出た、非常に印象的な作品です。
えっちゃんさんの「ゆめのメリーゴーランド」
メルヘンの世界観を持つこの絵は、見た人に心の癒しを提供します。えっちゃんさんは、絵を描くことが好きであり、その楽しみを多くの人に伝えたいと考えました。受賞時の嬉しさを感じさせる、温かい色使いが特徴的です。
作者とのつながりを
「ファミマギャラリー」では、展示作品に対する感想やメッセージを集めています。作品のタイトルに添付された二次元コードを使って、観覧者が自分のメッセージを作者に伝えるシステムが導入されています。これは、作者と観覧者を結びつける新しい試みです。心のこもったメッセージは、作者たちにとって大きな励みとなります。
開催情報
「ファミマギャラリー」は、千葉県内の多くのファミリーマート店舗で順番に展示されます。初回は、松戸紙敷店が会場となり、2025年6月27日から7月28日までの間作品が展示されます。展示期間は約1ヵ月で、他の店舗でも順次行われる予定です。
まとめ
このアートイベントは、障がいのある方々が自らの才能を表現する場であるだけでなく、一般の人々がアートに触れる貴重な機会を提供します。地域の皆さんにはぜひ足を運んでいただき、感動的な作品たちを楽しんでいただきたいと思います。「ファミマギャラリー」がもたらす共感の輪が、さらなる広がりを見せることを期待しています。