福岡市鴻巣山を守るためのクラウドファンディングが始動!
福岡市南区長丘と中央区小笹に位置する鴻巣山(こうのすやま)。標高100.4メートルのこの山は、1975年に緑地保全地区として指定されて以来、福岡市民に愛され続けてきました。しかし、今、鴻巣山の自然環境が脅かされています。特に深刻なのが「ナラ枯れ」と呼ばれる病気の蔓延です。この病気は、森林病害虫のカシノナガキクイムシが引き起こし、樹木の水分吸収機能を阻害して枯死を招きます。ナラ枯れが広がることで、周囲の木々にも影響を与えるため、このままでは貴重な自然が失われてしまう危機に晒されています。
クラウドファンディングの趣旨
この度、福岡市立霊園と指定管理者である株式会社福岡植木が共同で、2025年6月から「鴻巣山の自然保護に関するクラウドファンディング」をCAMPFIREで開始します。目標は300万円。集められた資金は、ナラ枯れの木を伐採する費用や、病気の予防に向けた薬剤の購入、遊歩道の整備に使われます。
このプロジェクトは、ただの資金集めではありません。鴻巣山が抱える問題の重要性を多くの人に知ってもらい、次世代に引き継ぐための具体的な対策を行うことが目的です。鴻巣山は都市の真ん中にある自然の宝庫であり、豊かな生態系が息づいています。
支援の方法とリターン
支援者には、金額に応じたリターンを用意しています。例えば、3000円からの支援では感謝のお礼メールが届き、1万円以上の支援者には、福岡市内でのフラワーアレンジメント体験が提供されます。また、2万円の支援を行った方には、シーズンごとの寄せ植えが郵送される予定です。
この機会に、ぜひ鴻巣山の自然環境を支える活動に参加しませんか?クラウドファンディングは2025年8月31日まで募集されています。あなたの小さな支援が、未来の子どもたちに素晴らしい自然環境を引き継ぐ一助となります。
鴻巣山の魅力と未来
鴻巣山は、遊歩道や登山ルートが整備され、多くの市民がアウトドアを楽しむ場所になっています。周辺に暮らす人々の生活にも密接に関わっており、自然を通じて地域のコミュニティーが形成されています。この美しい山を守るために、私たち一人一人のサポートが求められています。
このプロジェクトは、単なる自然保護活動に留まらず、地域の絆を深める重要な取り組みでもあります。皆さんの温かいご支援を心よりお待ちしています。共に手を取り合い、未来を担う次世代にこの自然を残していきましょう。