低圧系統用蓄電池業界の注目のニュース
福岡に拠点を置く
Tensor Energy株式会社が、低圧系統用蓄電池のアグリゲーション申し込みに関して、なんと1GWhを超える契約を達成しました。これは、同社が展開している電力AIプラットフォームを背に持つアグリゲーションサービスにおいて、これまでに5,000件もの申し込みが寄せられた成果です。そして、出力ベースでの容量は250MWに達しており、国内市場においても最大級の規模を誇る可能性が高まっています。このニュースは、低圧系統用蓄電池分野に新たな展開をもたらすものとして注目が集まっています。
1GWh突破の詳細
Tensor Energyの新たな記録は、蓄電池の運用方式において新たなパラダイムを示しています。これまでのギガワット(GW)規模から、1ギガワット時(GWh)という新たな指標へのシフトは、より小規模なプレイヤーでも参入が可能になることを意味します。特に、EPC事業者や中小企業、個人投資家にとって、新たな投資機会が広がるとの期待が寄せられています。
低圧系統用蓄電池市場の背景
FIP制度の普及や今後の制度整備により、出力50kW未満の低圧系統用蓄電池は全国で急速に浸透しています。申請や設置の簡易性から、多くの新規参入者が市場に登場し、「ギガ」へとシフトしています。しかし、低圧系統用蓄電池は単独で市場参加が困難であり、アグリゲーターとしての存在が重要になります。この点で、Tensor Energyは市場の需要に応える存在となっています。
Tensor Energyのアグリゲーション事業
Tensor Energyは、低圧系統用蓄電池事業者に対して、アグリゲーターとしての多様な支援を提供しています。電力市場への申請支援から、運用・精算業務まで一貫して担当。加えて、Tensor Cloudを活用し、分散された蓄電池を統合することで、効率的な利益を上げる仕組みを持っています。特に、収益の向上を図るための正確な充放電計画の生成や、ペナルティリスクを低減するための多層的な防御策も整えています。
今後の展開
Tensor Energyは今後も、アグリゲーション申し込み案件の系統連系を進め、運用資産の順次拡大を図ります。また、同社は今後のさらなる運用体制の強化を最優先し、EPC事業者や蓄電池メーカーとの連携を深める方針です。2026年9月9日から11日には、幕張メッセで開催される「SMART ENERGY WEEK【秋】2026」に出展し、低圧バルクアグリゲーションの魅力を発信します。
代表のコメント
代表取締役である堀菜々氏は、1GWhの申し込みは全国のパートナーたちと共に築き上げてきたものだと語ります。これからの再生可能エネルギーの時代、余った電力は蓄えられ、需給を柔軟にコントロールできる社会インフラの必要性が一層増すとしています。Tensor Energyは、さらなる技術向上を目指し、すべてのパートナーと共に日本の電力システムの未来を支える使命を全うする意向を示しています。
Tensor Energyについて
Tensor Energyは、再生可能エネルギーと蓄電池のアグリゲーションを通じて、効率的な電力市場の構築に寄与するエネルギーテック企業です。その基盤となるのは、同社独自の電力AIプラットフォーム「Tensor Cloud」です。今後も、様々な立場のプレイヤーと連携しながら、持続可能なエネルギー社会の実現を目指して邁進していきます。