カインズ、水切りネットで直方市のごみ削減に貢献
株式会社カインズが福岡県直方市に対して、2万8千個の水切りネットを贈呈したことを発表しました。この寄付は「企業版ふるさと納税」を利用したもので、家庭ごみの減量とCO₂排出抑制を目的にしています。この取り組みは、2025年に締結された直方市との包括連携協定に基づいており、「4R※1の推進」がコンセプトです。
4Rとは?
4Rはリフューズ(Refuse)、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の4つのRを指します。これらは環境保護において重要な考え方で、直方市は2022年にゼロカーボンシティ宣言を行うなど、脱炭素社会の実現に向けた積極的な取り組みを展開しています。
家庭ごみの中でも特に生ごみは水分を多く含んでおり、そのエネルギー消費やCO₂排出は深刻な課題となっています。そのため、カインズはオリジナルの商品「水切れのよい 立てて置くだけ水切りネット(50枚入り)」を寄付し、地域の方々にこの商品を活用してもらうことで、日々のごみの減量についての意識を高めることを狙っています。
水切りネットの配布と使用方法
今後、直方市と連携し、約2万4千戸の全家庭に「水切れのよい 立てて置くだけ水切り」を1つずつ配布します。残りの4千個は啓発活動に活用される予定です。この配布に際しては、使用方法やごみ減量への効果をわかりやすく紹介した詳細なチラシが同封され、家庭の環境意識向上に寄与することを目指します。
配布後には市民を対象にしたアンケート調査が行われ、実際の使用状況やその効果、さらには行動の変化などを検証します。この調査結果は今後の施策や事業順守に活用され、地域社会へのさらなる貢献が期待されています。
くみまち構想とは
カインズは「まちのくらしをみんなでDIY。」という理念のもと、地域社会との共創を目指しています。「くみまち構想」により、店舗と地域の連携を強化し、地域が抱える問題に対して共に考え、行動することを促進します。カインズの店舗やスタッフは、地域のニーズを丁寧に把握し、新たなサービスや商品開発に生かすことで、皆が主人公となる地域社会の実現に向けて活動しています。
カインズについて
カインズは1989年に設立され、現在では261店舗を全国に展開するホームセンターチェーンです。「くらしDIY」をコンセプトに、地域の生活を豊かにする商品を提供し、親切心と創意工夫にあふれる店舗運営を行っています。利用者に「くらしに、ららら。」という新しい価値を提供し続けるカインズの取り組みは、地域社会の発展にも寄与しています。
カインズの公式サイトでは、商品情報の他、地域貢献活動についても詳細が確認できます。
カインズ公式サイトはこちら
今後も福岡県直方市を中心に、カインズの取り組みが地域にどのような影響を与えていくのか、注目していきたいと思います。