注目の協業!Tensor EnergyとLC-JAPANが提携
福岡市に本社を構えるTensor Energy株式会社は、千葉県の株式会社LC-JAPANと低圧系統用蓄電池のアグリゲーション事業での協業を開始したことを発表しました。この協業の目的は、2028年までに1,000台の低圧系統用蓄電池を集約して市場に提供することです。
事業の背景と必要性
2026年4月から始まる低圧電源および低圧蓄電池の需給調整市場への参加が可能になり、これまで主流だった高圧・特別高圧に代わり、分散型リソースの活用が重要視されています。特に、高圧関連の設備は連系までに長い時間がかかるため、低圧系統の蓄電池が注目されています。この蓄電池は、比較的少ないスペースで設置可能であり、迅速に運用を開始できる利点があります。
しかし、低圧系統用蓄電池の市場参加には、様々な厳しい条件が求められます。これには、運用の制御や需給計画の作成を効率的に行うためのシステムが必要不可欠です。そこで、LC-JAPANは自身のエネルギー事業の経験と、Tensor Energyが持つアグリゲーション技術を合わせることで、低圧系統用蓄電池の収益性を最大化していく方針です。
協業の内容
LC-JAPANの役割
LC-JAPANは、低圧系統用蓄電池の企画、販売、EPC活動(用地確保、設計、調達および施工)を行います。このプロセスは、効率的かつ効果的な蓄電池を提供するために必要な一連の活動を含んでいます。
Tensor Energyの役割
一方、Tensor Energyは自社の開発したアグリゲーションシステム「Tensor Cloud」を通じて、市場における入札、充放電の制御、および精算業務を担当します。このシステムは、AIを活用した個別最適化が可能で、従来の手動での管理に比べて大幅に効率化を図ることができます。
Tensor Cloudの特徴
Tensor Cloudの導入により、オーナーは蓄電池の収益を最大化することができます。特に注目すべきは、
- - ネガポジ運用:充電を行いながらも出力を市場に提供できるこの技術により、24時間いつでも需給調整市場に入札ができるようになります。
- - EMSによる個別制御:各施設に設置されるEMSによって、各アセットの運用が確実に行えます。
- - 自動申請機能:突発的な故障や停止に備えて、システムが自動的に代替不可申請を行い、スムーズな運用を確保します。
- - 精算業務の簡略化:オーナーごとの精算プロセスは、Tensor Energyが自動で行うため、運用の負担を軽減できます。
今後の展望
今回の協業を通じて、両社は低圧系統用蓄電池の普及を加速させ、エネルギーの分散型リソースの統合を目指します。Tensor Energyは、社会に持続可能なエネルギーを供給するためのパートナーを広く募集し、より多くの事業者と共に新たな市場の形成を目指しています。
代表取締役コメント
LC-JAPANの佐々木浩介代表取締役は、「低圧系統用蓄電池は限られたスペースでも展開できる優れた資産です。Tensor Energyの先進的な技術とLC-JAPANの経験を活かし、安心して長期的に投資いただける事業を提供します」と述べています。
また、Tensor Energyの堀菜々代表取締役も、「新制度により、低圧系統用蓄電池の市場参加が期待されています。両社の連携により、一つ一つの蓄電池の収益を最大限に引き出し、持続可能な未来を実現します」と話しています。
企業情報
- 所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンB棟5階
- 設立:2005年10月
- 公式サイト:
LC-JAPAN
- 所在地:福岡県福岡市中央区天神1-11-1 ONE FUKUOKA BLDG. 7F
- 設立:2021年11月
- 公式サイト:
Tensor Energy
この新たな取り組みが、地域のエネルギー事情にどのような影響を及ぼすのか非常に楽しみです。