糸島のスタートアップが挑む「面白がり力」
福岡県糸島市に位置する株式会社ラーナーズラーナーは、ミネルバ大学の学生たちとの共同研究により新たな人材育成プログラム「面白がり力(OgR)能力開発プログラム」を完成させました。これにより、グローバルな視野を持つリーダーを育成するための具体的な手法が整備されたことになります。
共同研究の背景
ラーナーズラーナーは、過去5年間にわたり、米国のミネルバプロジェクト社と協力して、90社・1,000名以上のビジネスリーダーにリーダーシップ開発プログラムを提供してきました。この中で、変革を遂げるリーダーに共通する特性が明らかになり、それが「面白がり力」と呼ばれる好奇心旺盛で開かれた姿勢であることがわかりました。こうした特性を体系的に育成することが、このプロジェクトの目的です。
プロジェクトの成果
研究は、ミネルバ大学の学生3名がインターンとして参加し、数ヶ月にわたり調査やインタビューを行った結果、以下の成果を得ることができました。
- - 「面白がり力」の概念定義: 応用可能な6つのコンポーネント(C1〜C6)からなるモデルの構築が進められました。
- - 理論的基盤の整理: 世界的に著名な7名の研究者(Edmondson、Kegan、Dweck、Argyrisなど)の研究との接続が行われました。
- - グローバル事例分析: トヨタ、リクルート、Microsoft、Pixarなど、計6社の組織実装事例が分析され、具体的な成功要因が明らかにされました。
- - 能力開発プログラムの設計: 8セッションからなるCommon Coreと、4つの深化トラックに基づく実践的プログラムが設計されました。
- - 組織定着のためのPlaybook: 研修後の忘却を防止するための5つのメカニズムが提案され、実行可能なガイドラインが作成されました。
研究レポートの無料公開
この共同研究の成果をまとめた15ページのレポート「面白がり力(OgR)能力開発プログラム」は、Managing Complexityの公式ウェブサイトにて無料でダウンロード可能です。これは、研修投資の効果を最大限に引き出し、実践的な知識を得たいと考えている経営層や人事部門、または組織開発に携わる方々にとって非常に有益な資料となるでしょう。
こちらからダウンロードができます
こんな方におすすめ
- - 研修への投資が現場の行動変容に結びつかない理由を探っている方。
- - トヨタ、リクルート、Microsoftなどのグローバル事例を参考にしたい方。
- - 経営層・人事部門へのリーダー育成投資の説明資料として役立てたい方。
- - Managing Complexityへの参加を検討しており、プログラムの思想的背景を理解したい方。
今後の展望
今回の研究レポートを基に、OgR開発プログラムのパイロット実施に関心を持つ企業との対話が進むことが期待されています。ビジネスの現場で真に役立つリーダーシップ教育の実現を目指し、さらなる取り組みが続けられていくでしょう。
株式会社ラーナーズラーナーについて
「学びの再創造」をミッションに掲げる株式会社ラーナーズラーナーは、ミネルバのリーダーシップ教育を日本に展開し、これまでに約90社・延べ1,000名のビジネスリーダーに対して実践的なプログラムを提供してきました。今後も、企業の成長を支えるための新しい手法を創出し続けることで、より多くの人々に貢献していくことでしょう。