リンデンホールスクールで行われたインドとの交流を深める特別講演会の様子

リンデンホールスクールが推進する国際理解の特別講演会

2023年11月14日、福岡県筑紫野市に位置するリンデンホールスクール中高学部で、在福岡インド総領事のラムクマール氏を招いた特別な講演会が実施されました。この講演は、インドとの国際交流を深めるためのプロジェクトの一環として行われ、中学生を対象にインドの歴史や文化、日印関係について学ぶ貴重な機会となりました。

講演会の背景と目的

今の時代、アジアやアフリカなどの国々が「グローバルサウス」として注目を集め、国際的な理解と交流がますます重要視されています。リンデンホールスクールでは、これまでも国際教育を重視し、生徒たちが多様な価値観を学べる環境を整えてきました。今年の6月には、インドからブルーベルズスクールの生徒が訪れ、文化や環境についてのディスカッションが行われました。このような活動を通じて、インドに対する興味が深まり、文化交流の重要性がより一層増しています。

新たに福岡に開設されたインド総領事館も、地域における国際交流を支援する重要な役割を担っています。ラムクマール総領事の講演会は、このような流れの中で実現したものです。

講演の内容と生徒たちの反応

講演会は、理科の教師バジル氏による総領事の紹介からスタートしました。その後、中学1年生の生徒が自らのインド訪問の経験を踏まえたプロジェクト発表を行い、その後にラムクマール総領事の講演が始まりました。講演ではインドの歴史、言語、宗教、日印関係を強化した著名なインド人についても紹介され、生徒たちからの質問にも親身に答えるインタラクティブな内容となりました。

講演の最後では、日本とインドが協力し合う未来への思いを語り、双方の発展に貢献する重要性について強調されました。この講演は、生徒たちの国際理解を一層深める素晴らしい機会となり、多くの学生が興味を持って参加していました。

インドプロジェクトの進展

現在、リンデンホールスクールの生徒たちは、インドの文化や社会背景について学ぶグループ学習に取り組んでいます。ラムクマール総領事との直接の交流を通じて、彼らの学びはより具体的で深いものになっています。今後は、ブルーベルズスクールを訪問し、さらに深い交流を図る計画も進行中です。

リンデンホールスクールは、「個性の伸展による人生練磨」を理念とし、国際的視野を持った人材育成を目指しています。このようなアクティビティを通じて、生徒たちが豊かな国際理解を深めることに期待が寄せられています。彼らが未来に向かって、実際の経験を通して成長する姿が楽しみです。