北九州市のスタートアップ支援プログラムが目指す、若者と地域の新しいつながり
(株)ミライクルラボが2026年3月26日(木)に開催された「WORK & ROLE」内のピッチイベントで、令和7年度に行った「Z世代を対象にしたゆるやかなコミュニティの創出」に関する成果を発表しました。北九州市が推進する「企業変革・スタートアップ・グロースサポート事業」に選ばれた同社は、このプログラムを通じて新しい形の社会とのつながりを提案しています。
背景にある問題
当事業の背景には、Z世代と社会との接点が減少しているという現実があります。かつては地域の中で多様な世代と触れ合い、身近な大人の働く姿を学ぶ機会が豊富にありました。しかし、今日では以下のような課題に直面しています:
- - 長期インターンシップの普及による限られた視野を持つ若者の増加
- - 就職活動の早期化による進路選択の圧迫
- - 人材が首都圏へ流出する傾向
このような状況によって、若者にとって地域社会は「狭く閉じたもの」となり、彼らが地域との接点を持つ機会が減少しています。これを受け、ミライクルラボは若者が多様な選択肢に触れられる“遊び場”を提供することを目指しました。
実証実験の内容
ミライクルラボの「Academee」プログラムは、企業の業務を教材として再設計し、学生が成果物を納品することで学びを深める新しい教育モデルです。このプログラムでは、企業、教育機関、地域社会が連携して、実践的な学びの場を創出します。
成果報告の内容
成果発表では、北九州市内の高等学校で行ったキャリア教育から、企業との共創ワークショップ、オンラインイベントまでさまざまな取り組みの結果が報告されました。具体的な活動や成果は以下の通りです。
1. 高等学校でのキャリア教育
- - 実施日:2025年12月11日
- - 内容:社会体験やカードゲームを通じての学び
- - 参加者:38名(高校2年生・3年生)
- - 成果:次年度の高校生向け有償インターンシップの機会を獲得
2. 共創ワークショップ
- - 実施日:2025年12月13日
- - 内容:企業と学生の対話の場を提供
- - 参加者:18名(大学生・高校生)、企業関係者6名
- - 成果:企業のニーズと学生スキルをマッチングするゲームの開発
3. 北九州市立大学での講義
- - 実施日:2026年1月19日
- - 内容:座学を通じた実践者の登壇
- - 参加者:約20名(経済学部3年生・4年生)
- - 成果:学校との次年度以降の接点の構築
4. オンラインイベントの実施
- - 実施日:2026年2月24日、25日
- - 内容:デザイン業務に関するレクチャー
- - 参加者:合計30名(大学生・高校生)
- - 成果:研修動画の制作と学生によるイベント企画の実現
今後の取り組み
ミライクルラボは、支援から自走へシフトすることを目指し、北九州市に根差したプラットフォームを構築します。2026年度には地域の特産品を活かした新たな商品開発を通じて、雇用創出と企業連携を促進する計画を進めています。
会社概要
株式会社ミライクルラボは「はやく大人になりたくなる」を合言葉に、アントレプレナーシップ教育や探究学習を中心とした新しい学びを提供しています。地域と連携しながら、学びと社会をつなげる“価値創造型人材育成”を目指しています。
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