福岡ライジングゼファー、激闘の末に連敗
2025年11月30日、福岡で行われたりそなグループB.LEAGUE 2025-26 シーズンの試合。対戦カードは福岡ライジングゼファーと福島ファイヤーボンズ。試合結果は福岡114-120福島という結果で、福岡は連敗を喫しました。
試合の展開
前半の戦い
前日の悔しい敗北を乗り越えた福岡は、福島とのゲームに臨みました。試合開始から両チームのディフェンスの集中力が際立ち、スコアが動くまで時間がかかりました。まずスコアを獲得したのは福岡の#24バーレルで、インサイドでバスケットカウントを決めます。その後もバーレルがインサイドで圧倒的な強さを発揮し続け、福島はファウルでしか止められない展開に。福岡はディフェンス強度を高め、福島の外角からのシュートを許しませんでした。
第1クォーターは、#34アギラールの3Pシュートや#5リードのスティールからの得点によって、福岡が13点差をつけて終えました。しかし、2Qに入ると福島が反撃を開始し、特に#1中野がオフェンスを牽引。福島は次第に点差を縮め、前半を5点差で折り返しました。
後半の激しい攻防
後半が始まると、福岡は高いディフェンス強度で圧倒し、バーレルがインサイドで存在感を示します。この起点で、福岡は11-0のランを決め、再び10点差を築き上げることに成功しました。しかし、福島も反撃を続け、アリーナ全体を巻き込んだ勢いで再び点差を縮めてきます。福岡は最後のクォーターでリードを守るも、ついに同点に追いつかれてしまいます。
4度のオーバータイムへ
70-70で迎えた試合は、運命の延長戦へ突入。第1オーバータイムでは両チームが激しくポイントを取り合いますが、決着がつきません。さらに第2オーバータイムでも、福岡が必死のリバウンドからはじまった得点などで再度同点に追いつくも、福島も反撃を怠らず、さらなる接戦が繰り広げられました。
そして、第3オーバータイムでは福岡のバーレルがブザービーターを決め、再び同点に。この試合は異例の4度目のオーバータイムを迎えました。
最後の結末
第4オーバータイムでは、福島が冷静に得点を重ね、リードを確立。福岡が意地を見せるも、流れは福島に傾き、福岡は敗北を喫しました。この悔しさを胸に、福岡は次戦に向けて新たな戦略を練り直す必要があります。
選手のコメント
試合後の福島雅人HCは、「4Qのクロージングをしっかり締められなかった」と悔しさを露わにしつつ、チームの成長を期待していました。また、村上駿斗選手も「ターンオーバーが続く中で逆転を許してしまった」と反省の言葉を語りました。次の試合は、強豪・神戸との対戦です。福岡市民体育館での開催となるので、市民の皆さんの応援が必要です。
この試合でバーレルは32得点を記録し、Bリーグ史上通算9000得点に到達。これは彼のキャリアの中でも特別な瞬間となりました。観客にとっても印象的な試合となったことでしょう。次回はさらなる進化を遂げたチームの姿を見に来てください。