有明高専と三井三池製作所が手を結ぶ
福岡県大牟田市に位置する有明工業高等専門学校(有明高専)は、新たな地域貢献の一環として、株式会社三井三池製作所とのネーミングライツパートナー契約を締結しました。この契約により、両者は地域との結びつきをさらに深め、学生たちに愛される施設の環境作りを目指します。
ネーミングライツ契約の特徴
令和5年12月に導入されたネーミングライツ制度は、有明高専が保有する施設に愛称を設定することで、知名度向上を図り、地域連携を促進するためのものです。三井三池製作所が第一体育館と視聴覚室のネーミングライツに応募し、審査を経て契約が成立しました。このたびの契約を記念する式典には、八木雅夫校長や中村元彦社長など多くの関係者が出席しました。
式典では、愛称「さんさくアリーナ」と「さんさくMMルーム」が発表され、これらの施設が学生たちにとって親しみやすい、愛される空間になることを期待しています。このネーミングライツ契約は、同校において6例目となり、地域との繋がりを強く意識した取り組みとなっています。
地域貢献への新たなステップ
有明高専は、この契約によって得られる資金を運営費や設備投資に利用し、より良い教育環境を創出することを目指しています。今後も地域企業との連携を深めることで、学生たちに実践的な学びの場を提供し、地域との共生を図ります。
また、ネーミングライツや広告パートナーの募集も行っており、これにより多様な事業者との協力関係を築いていく方針です。契約の内容は「一般提案型」、「企画提案型」、「広告提案型」などに分かれており、それぞれに合ったパートナーシップの構築が期待されています。
有明高専の教育について
有明高専は1963年に設立された国立の高等教育機関で、創造工学科を中心に多様な専門分野にわたる教育を行っています。機械工学や電子情報工学、建築学など、学生はそれぞれの興味に応じたコースで学び、未来の技術者として成長していきます。毎年多くの卒業生が各分野で活躍しており、地域貢献を果たす人材の育成にも力を入れています。
非常に実現可能性の高い教育プログラムと地域との協力が有明高専の強みです。今回のネーミングライツ契約を契機に、さらなる地域との結びつきと教育の充実が期待されています。
詳細は
有明高専の公式ホームページでご確認ください。