貝灰漆喰の未来
2025-05-01 09:59:15

福岡の伝統建材が継承される!貝灰漆喰の未来と持続可能な家づくり

福岡の伝統建材が継承される!貝灰漆喰の未来と持続可能な家づくり



福岡県柳川市に本社を構える株式会社バウビオジャパンは、2025年4月1日より、長年にわたり有明海産の貝殻を使用した貝灰漆喰を製造してきた田島貝灰工業所から、この貴重な技術を正式に譲受けることが決定しました。この出来事は、伝統的な漆喰素材の未来を守る重要な一歩です。

貝灰漆喰の魅力とその背景



貝灰漆喰は、赤貝の殻を焼成して得られる「貝灰」に、麻や海藻の成分などを加えた純粋な自然素材でできています。この漆喰は調湿性や消臭性に優れ、近年ではその空気清浄効果にも注目が集まっています。また、環境に優しい建築素材として、SDGsへの貢献が期待されており、循環型社会の実現に役立つ素材としてますます重要視されています。

株式会社バウビオジャパンは、約10年間にわたり左官業の分野で、この貝灰漆喰を用いた建築活動を行ってきました。このたび、伝統の技術を引き継ぐことになり、会社としての責任も感じています。

環境に優しい革新



特に注目されるのは、この貝灰漆喰を使用した建材が、人工物を一切使わずに再利用された貝殻を活用している点です。最近では「くら寿司 大阪・関西万博店」にて、廃棄予定の貝殻約33.6万枚を再利用した漆喰壁が採用されることとなり、この取り組みは資源の循環利用や環境負荷の軽減につながるものとして大きな話題になりました。

このプロジェクトは、漁業や環境問題に対する意識が高まる中、地元の素材を使ったサステナブルな建築の模範として、多くの支持を得ています。企業として、このような新しい取り組みが評価されることを、とても嬉しく思っています。

さらなる品質向上へ向けての努力



バウビオジャパンは、これまでの経験を生かし、今後も高品質な貝灰漆喰の製造に全力で取り組む方針です。安定した供給と品質の向上を目指し、安心で豊かな家づくりを支援します。また、持続可能な未来を見据えて、常に環境に配慮した素材づくりをおこなっていきます。

移り変わる時代に必要な建築素材



私たちが考えるこの貝灰漆喰は、伝統技術と現代の環境意識が見事に融合した成果です。これからの時代、建材選びにおいても自然素材を選ぶことが求められるようになっていくでしょう。このような背景の中、貝灰漆喰がいかに多くの人々に受け入れられ、どれだけの可能性を秘めているかを、今後の取り組みを通じて示していきたいと思っています。

私たちの技術と情熱が集結したこの素材が、未来の家づくりにどのような影響を及ぼすのか、楽しみで仕方ありません。地元に根ざした製品と技術を通じて、持続可能な社会へ寄与していく決意を新たにし、次世代に向けて貝灰漆喰の魅力を発信していきます。


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