福智町、デジタルで進化する子育て支援「伴走型相談支援サービス」

福智町の「伴走型相談支援サービス」導入

福岡県田川郡の福智町では、2023年10月1日より母子モ株式会社が提供する「伴走型相談支援サービス」がスタートしました。この取り組みは、地域の子育て支援事業をデジタル化し、利用者にとってさらに便利でスムーズな手続きを可能にすることを目的としています。

未来型の子育て支援が実現

福智町では、「こども・若者が夢を描ける心豊かな福智町」という基本理念の下、継続的で総合的な子育て支援を展開しています。その一環として、2025年7月からは母子手帳アプリ『母子モ』も導入され、今後は『ふくち子育てアプリ』としてより多機能なサービスを提供予定です。このアプリにより、妊娠届や妊娠中の健康データ、予防接種のスケジュールなどが一元管理でき、育児に関する町の情報も簡単に得られます。

デジタル化による利便性の向上

今回の「伴走型相談支援サービス」導入によって、妊娠届や必要なアンケートがアプリから簡単に提出できるようになるため、従来の手間を大幅に軽減することができます。これにより、来庁する必要が減り、自宅で作業が済むので、利用者の負担が軽くなります。また、自治体職員もこのアプリによるデータを事前に活用し、より質の高い面談を行うことができるため、住民とのコミュニケーションもスムーズに進むでしょう。

子育て世帯への配慮

福智町では、デジタル技術を活用して「誰もが便利で快適に暮らせる社会」の実現を目指しています。将来的には、2030年までに妊娠から子育て期に必要な情報を必要な人に届け、保護者や自治体、医療機関の手間を省くシステムを構築することをビジョンとしています。これにより、子育て支援をさらに強化し、安心・安全な子育て環境を提供することが期待されています。

アプリの詳細と利用方法

ふくち子育てアプリの概要

このアプリには、妊産婦と子どもの健康データ記録や、予防接種スケジュールの管理、出産・育児に関するアドバイス、さらには家族との情報共有機能も搭載されています。特に育児日記としての「できたよ記念日」機能は、子どもの成長を記録するには最適です。これらの機能は、育児や仕事で忙しい親たちにとって非常に役立ちます。