ITエンジニア不足解消へ向けた新たな取り組み
現在、日本国内のITエンジニア不足は深刻な状況にあります。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、システム開発に対する需要が高まる中、多くの企業がエンジニアの不足を感じています。そこで、ヒューマンリソシア株式会社が進める新たな取り組みが注目されています。
海外との連携強化
このたび、ヒューマンリソシアは、インドネシアにある工科系大学4機関と連携に関する覚書を締結しました。中でも、インドネシアを代表する国立工科大学「Institut Teknologi Sepuluh Nopember(セブル・ノペンベル工科大学)」との協力が特筆されます。この連携により、ITや建設分野に特化した卒業生の採用を強化し、来日就業の支援が行われることになりました。
この取り組みを通じて、ヒューマンリソシアはインドネシアの大学とのパートナーシップを拡大し、5校から合計36校へのネットワークを構築しました。今後も、国内のIT・建設エンジニア不足の解消に向けて、さらに多くの海外大学と連携していく方針です。
背景と必要性
日本におけるITエンジニア不足の原因は、DXの進展に加え、約8割の大企業が「IT人材が不足している」と感じていることに現れています。今後5年でIT人材の不足がさらに深刻化すると予測される中、国内企業においては海外の専門知識を持つ人材への期待が高まっています。
また、建設業界でも技術者不足が問題視されています。2024年に向けての「2024年問題」や就業者数の減少により、BIM/CIMを含む建設業界のデジタル化に対応できる人材が求められています。これを受けて、ヒューマンリソシアはインドネシアの若手エンジニアに着目し、採用の強化に取り組んでいます。
覚書の詳細
覚書を締結した4つの大学には、スラバヤの「Institut Teknologi Sepuluh Nopember」のほか、バンドンの「Institut Teknologi Nasional」、ジャカルタの「BINUS ASO School of Engineering」、同じくジャカルタの「Institut Teknologi PLN」が含まれています。今後、これらの教育機関と連携し、学生向けの会社説明会やキャリアセミナーを実施する計画です。
採用後は、日本語教育や生活面でのサポート、就業後のフォローアップを行い、インドネシアの技術者が日本国内でしっかりと活躍できるような環境を整えます。こうした取り組みは、日本での就業を希望する若手技術人材のキャリア形成に寄与するだけでなく、国内のIT・建設分野におけるエンジニア不足の解消にも大きく貢献するでしょう。
まとめ
ヒューマンリソシアのこの新たな挑戦は、国際的な人材の獲得を通じて、日本国内の技術者不足を解消するための重要なステップです。今後も、このような取り組みを積極的に進め、ITや建設分野で多様な人材が活躍できる環境を整えていくことが期待されています。