学びの未来を切り開く！麻生塾とdottのAI教育連携協定

2025年11月14日、福岡の学校法人麻生塾と株式会社dottが初のAI教育連携協定を締結しました。この取り組みは、全国初となる業界ニーズに応じたAI教育とディプロマ制度の導入を目指しています。

背景と目的

近年、文部科学省が教育機関向けに「生成AI利活用ガイドライン」を改定するなど、教育分野でのAI活用に対する社会的なニーズが高まっています。この背景を受け、麻生塾とdottは、最初にクリエイティブ分野から始め、各業界のニーズに特化したAI教育プログラムを導入することで、現場で即戦力となる専門人材を育成することを目指しています。

連携協定の概要

1. 独自ディプロマ制度の構築

麻生塾が長年培った専門教育のノウハウと、dottのAI教育の知見を融合し、AI時代に必要とされる即戦力人材を育成します。具体的には、各分野に応じたAI知識やスキルレベル、学習到達基準を設け、それを満たす学生に対してAI教育連携のディプロマを発行します。2026年度からはASOポップカルチャー専門学校のクリエイティブプログラムでの取り組みが開始されます。このディプロマ制度は、企業が求める実践的なスキルを可視化する新しい証明制度として、従来の修了証と一線を画します。

2. AI教育教材の改定と効果測定

麻生専門学校グループは、広範な教育環境を活かし、dottの提供するAI学習教材を利用した効果測定を行います。これにより、業界ごとに必要なAI知識や、学生がどの分野に興味を持つのかといった傾向を明らかにしていきます。これにより、各業界に適したAI教育システムが構築され、dottも得られたデータを基に教材を改善し、効果的な学習コンテンツを提供することが可能になります。

3. ASOポップカルチャー専門学校での「AI STUDIO」の導入

「AI STUDIO」は、dottが提供するAI教育のためのオールインワン教材です。多様なニーズに応じてコースが用意されており、すべての教材がそろっているため、初学者でもAI教育を始められます。今年度後期からは、特に文系向けに「AI STUDIO for 文系」コースをマンガ分野の学科に導入します。翌年度からは他の学科へも広めていく予定です。

未来への展望

AIの普及が進む中、麻生塾が持つ71学科と、dottのAI事業との相乗効果は、未来に必要な「ミライ型人材」の育成に貢献することでしょう。麻生塾は学生に実践的なスキルを提供し、彼らが将来的に社会で活躍できるよう支援していきます。

生成AIが日常生活の一部となる中で、「自分で考え、適切に使いこなす力」は今後ますます重要です。今回のAI教育とディプロマ制度の取り組みが、学生たちの自立した学びを促進し、質の高い教育を提供する礎となることを期待しています。

「学び」を深め、新たなステージへ進化する麻生専門学校の取り組みに、ぜひご注目ください！