トヨクモが「監査ログ機能」をリリース!
トヨクモ株式会社は、ビジネス向けのクラウドサービスを提供し、日々の業務をより効率的にサポートしています。最近、同社が新たに発表した「監査ログ機能」は、企業におけるガバナンスの強化を図るために重要な役割を果たします。この機能は、サイボウズが提供する業務改善プラットフォーム「kintone」と連携しており、企業内での安全なデータ管理を実現するものです。
監査ログ機能の背景
近年、トヨクモ kintone連携サービスを利用する企業が増加し、複数部署での操作が一般的になっています。しかし、その環境では「設定変更がいつの間にか行われていた」といった問題や、トラブルの原因を特定するのが難しいという声が多く寄せられていました。そこで、操作履歴を正確に把握し、迅速な原因究明に役立つ「監査ログ機能」が誕生したのです。
この機能を利用することで、問題発生時に「いつ」「誰が」「どのような操作をしたのか」を容易に確認でき、トラブル対応がよりスムーズになります。また、エンタープライズコースを契約することで、3年間のログ保存が可能になるため、上場企業や金融機関で求められる監査対応にも貢献します。
監査ログ機能の詳細
トヨクモの「監査ログ機能」は、kintone連携サービス上で行われた操作履歴を記録・保存します。新しく設けられる「監査ログ画面」により、管理者は以下の操作を確認することができます。
- - 操作ログの閲覧・検索:誰がいつ何を行ったかの情報を一覧で確認。
- - ログ取得内容の例:ビューの公開、ビューのレコード変更、削除、ライセンスの割当、招待の承諾など。
これにより、従来よりも効率的に情報を管理し、必要な時に速やかにトラブル対応が行えるのです。なお、本機能は「オーナー」権限を持つ管理者のみが利用可能ですが、その分高いセキュリティを保持しています。
CSVデータのエクスポート機能
また、特に重視すべきは、ログデータをCSV形式でエクスポートできることです。日付範囲を指定すれば、社内の監査レポート作成や長期間のアーカイブとして活用が可能になります。この機能は「エンタープライズコース」または「ユーザーライセンス」を契約しているお客様に限られますが、非常に価値のある機能と言えるでしょう。
想定される活用シーン
この「監査ログ機能」は、企業内の安全性向上を図るための強力なツールです。特に、年次監査やセキュリティチェック時に必要な証拠を提出するためや、顧客・社内機密情報に関するトラブル発生時の法的な対応を行う際に役立ちます。さらに、ユーザーライセンスを付帯した場合でも、問題が発生した際には迅速な原因問いかけができ、責任の明確化にも寄与します。
まとめ
トヨクモが提供する「監査ログ機能」は、企業がより安全かつ効率的に業務を向上させるための有力な選択肢です。今後、kViewer(ケイビューワー)への実装が2025年12月を予定しており、さらに多くのサービスに展開される予定です。
ぜひ、トヨクモのサービスで業務の見直しや改善を考えてみてはいかがでしょうか。新機能を利用して、より安全で透明性の高い業務運営を実現しましょう!