ヌーラボ、Backlogに新たなAI機能を追加
株式会社ヌーラボが、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」に新しいAIの機能群を搭載し、チーム運営に革新をもたらしました。2025年11月14日から、会議内容を基にタスクを自動で抽出・登録する「AI バックログスイーパー」の提供が始まりました。この機能を使うことで、会議後のタスク起票が容易になり、抜け漏れや共有遅延といった問題が解消され、チーム作業がよりスムーズに進むことが期待されています。
AI バックログスイーパーとは?
「AI バックログスイーパー」は、会議の音声やテキストを解析し、関連するタスクを自動的に抽出・登録する機能です。これによりプロジェクトのスタート時に必要なタスク管理が進化し、時間のかかる手作業から解放されます。また、AIが遅延のリスクを検知することで、アラートを発生させ、作業進行が滞ることを防ぎる役割を果たします。この画期的な機能は、ヌーラボが株式会社ABEJAと共同開発したもので、Google Meetに対応しており、 Microsoft Teamsへの適用も予定されています。
Backlog AI アシスタントの登場
さらに、2026年初頭には「Backlog AI アシスタント」がプレミアムプラン・プラチナプランのユーザー向けに一般提供される予定です。このアシスタントは、Backlog内の情報を横断的に扱い、レポート作成やチーム運営を支援するチャット形式のAI機能です。2025年6月に実施されたβ版でのフィードバックを基に、さらなる進化が期待されます。
チームワークマネジメントの未来
ヌーラボは「チームワークマネジメント」の理念のもと、異なる職種や部門のメンバーが自律的に協力するための基盤を提供しています。2025年10月の「Nulab Conference 2025」では、CPOの中島が新たなAIを活用したチームワークマネジメントの枠組み「Nulab AIエージェント(仮)」を提案しました。この構想は、蓄積された業務データをAIが分析し、チームの進行や判断を支援するものです。これにより、タスクの整理や意思決定がより円滑になります。
未来を見据えた取り組み
「AI バックログスイーパー」と「Backlog AI アシスタント」の2つのAI機能は、それぞれタスク起票と運用のフェーズをサポートし、チームの業務を全方位から支援します。ヌーラボは、20年のナレッジをもとに、パートナーとの協力を通じて新たな「チームワークマネジメント」を実現していく方針です。プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」は、2025年に20周年を迎え、これからも時代に即応したサービスの提供が期待されます。
まとめ
ヌーラボの新しいAI機能は、プロジェクト運営における抜け漏れを防ぎ、チームの作業効率を向上させる重要な役割を果たしています。今後もその進化に目が離せません。詳細は公式ウェブサイトからご覧ください。