デジタルツインサービス
2026-06-16 13:25:42

福井コンピュータが建設業向けデジタルツインサービスの開発を開始

福井コンピュータが建設業界向けデジタルツインサービスを開発



福井コンピュータ株式会社が、新たにデジタルツインサービスを核とした建設業向けの新システムの開発に乗り出しました。この取り組みは、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることを目的としています。

背景と意義



現在、建設業界では生産年齢人口の減少や、老朽化した社会インフラ、そして自然災害の増加といった多くの課題に直面しています。その中で、国土交通省は2024年4月に新たな政策「i-Construction 2.0」を公表しました。この政策では2040年度までに建設現場での省人化を3割進める方針が示されており、BIMやCIMの導入、デジタルツイン活用が推奨されています。福井コンピュータもこれに応える形で、既存のローカルアプリに加え、クラウドとAIを駆使した新しいデジタルツインサービスの開発を行います。

デジタルツインの構想



福井コンピュータは、工事に関連する様々なデータをクラウド上のデジタル空間で統合し、高精度な現場モデルを再現することを目指します。これにより、建設業界における業務改革を推進する次のステップとして、以下の特徴を持つ新機能を開発しています。

1. 手軽に情報を共有できる現実空間のデジタル再現



次世代点群システムと3DCADシステムを駆使し、現場の設計データとフィールドデータを統合的に表示します。また、ドローンや360度カメラを利用して、点群データや3Dモデルを簡単に生成できる環境を提供。生成したデータはクラウドに集約され、ウェブブラウザを通じてシームレスに共有可能です。これにより、どこにいても現場の状況を確認し、必要なコメントや計測を行うことができます。

2. AIが業務を革新し、業務負担を軽減



デジタルツインサービスに特化したAIを活用し、従来手作業に頼っていた煩雑な業務を効率化します。AIによる分析やシミュレーションの自動化、2D図面からの3Dモデル自動生成によって、技術者の大幅な負担軽減を図ります。これにより、より重要な判断業務に集中できる環境が整います。

3. XR技術とAPI連携での拡張性



デジタル空間での3Dモデルやシミュレーション結果は、XR技術(AR/VR)を活用して視覚化され、現実の空間にフィードバックを得られます。これにより、現実と仮想空間の融合による施工管理や安全教育といった新たな作業スタイルが提案されます。さらに、APIを公開することで、他社のXRデバイスや3Dスキャン技術との柔軟な連携を目指します。

リリース予定



福井コンピュータは、2026年度中に新システムを段階的に市場投入する予定です。最初のリリースには以下の3つの主要システムが含まれます。

  • - 新デジタルツインサービス(クラウドプラットフォーム)
  • - 新点群システム(現「TREND-POINT」の次世代システム)
  • - 新3DCADシステム(現「TREND-CORE」の次世代システム)

これらの新サービスは、データの一元管理、新モデルの統合表示、リアルタイム計測機能など多数の機能を搭載し、AIによる点群編集支援や3D設計自動化も実装予定です。

イベント情報



この新しいシステムは、来る2026年6月17日から20日にかけて幕張メッセで開催される「CSPI2026:国際建設・測量展」にて紹介されます。福井コンピュータのブースではプレゼンテーションも行われる予定ですので、ぜひご期待ください。


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