ユニバと三井住友カードが推進する金融教育ワークショップの成果と寄付の意義

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと三井住友カードが推進する金融教育ワークショップの成果

2025年11月16日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）と三井住友カードは共同で「金融教育＆職業体験ワークショップ」を開催しました。このイベントは、未来を担う若者が必要とする金融リテラシーや社会体験を学ぶ場として設計され、今年で3回目を迎えています。約100名の府内の中学生を対象とし、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内で特別なプログラムが展開されました。

ワークショップの概要

このワークショップは、特に児童養護施設に通う中学生に焦点を当てており、彼らが社会に出る準備をするための重要な知識を提供することを目的としています。今年は、金融リテラシーの重要性が高まる中、初めて中学生を対象としたオリジナルの「金融教育コンテンツ」が導入されました。また、職業体験プログラムも充実し、昨年の倍となる14種類の職業が紹介されました。

参加者たちは、自らが将来どのような職に就きたいかを考えるきっかけを得るとともに、さまざまな職業におけるやりがいを体験しました。イベントは、特別な講座や実践的な体験を通して、学び舎と楽しい体験が融合した、参加者にとって特別な一日となりました。

タッチハッピープロジェクト

このワークショップに合わせて、三井住友カードは「タッチハッピー」プロジェクトの寄付金贈呈式も行いました。これは、タッチ決済による寄付を通じて児童養護施設の支援を行うプログラムです。2025年10月1日から11月3日までの期間中に集まった寄付金は総額300万円に達し、これらは自立支援や生活基盤の整備に活用されます。この取り組みは、経済的自立を必要とする子どもたちへの支援として、中長期的にサポートを行うことを目的としています。

参加した生徒の感想

ワークショップに参加した生徒たちは、その経験を通じて多くの気づきを得た様子でした。中には「先取貯蓄を実践したいと思った」「金融トラブルに巻き込まれないために、周囲に相談することが大切だとわかった」といった感想もありました。さらに、職業体験においては「料理を通じて人を笑顔にする仕事の素晴らしさ」を実感した生徒も多く、楽しみながらやりがいを感じることができたとの声がありました。

取り組みの背景

近年、子どもたちが成年になる年齢が引き下げられ、今後ますます早い時期に経済的自立が求められるようになります。このため、「お金」の価値を理解し、トラブルを未然に防ぐ力を育むことが不可欠です。このような背景の中、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと三井住友カードは、子どもたちの明るい未来を築くために、この種の教育プログラムを持続可能につなげていくことに力を注いでいます。

CSR活動の一環としてのチャレンジ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」には、子どもたち一人ひとりの無限の可能性を信じるという想いが込められています。今後もこうした取り組みを通じて、子どもたちの将来の可能性を広げる社会貢献活動に力を入れていく考えです。このように、「金融教育＆職業体験ワークショップ」は、ただのイベントに留まらず、参加者たちの未来を照らす重要なステップとなることが期待されています。