高齢ドライバー向け「車なし生活」体験プログラムが福岡市で始まる
株式会社セーフライドが、70歳以上の運転免許保有者を対象に「おためし車なし体験」を実施することを発表しました。このプログラムは、2025年12月から開始される予定で、高齢者が車を使わない生活を1カ月間体験することができます。
目的と背景
福岡県では高齢者が運転する車による事故が年々増加しています。2024年には4,503件もの事故が発生し、これが県内全事故の約25%を占めています。高齢者の交通安全が重要なテーマとなる中、多くの高齢者が運転を卒業したいと考えながらも、生活の不便さに対する不安から実行に移せないという現状があります。
こうした背景から、セーフライドは「車がなくても快適に過ごせる方法を学び、実感できる機会を提供したい」と考えています。このプログラムを通じて、運転を卒業した後も無理なく生活できる方法を探求します。
プログラムの内容
体験内容
参加者には、車を使わない生活を30日間体験してもらいます。その際には、生活面や移動手段のサポートとして、電話やLINEを通じた相談窓口も設けるので、安心して参加できます。
提供されるサービス
参加者には、以下のようなサポートが用意されています:
- - 高齢者向けの民間サービスや行政の支援制度を利用。
- - モビリティの利用体験。
- - 食材宅配サービスの特典などが用意されています。具体的には、参加者には食品宅配やシニアカーのレンタル、さらにはフィットネス1日体験など、複数の特典が提供されます。
参加申し込みについて
このプログラムへの参加は、2025年12月1日から2026年2月28日までの間に先着30名を募集します。参加対象は福岡市内及び近郊に住む70歳以上の方で、申し込みは公式ウェブサイトから行えます。参加費は無料です。
高齢者による運転返納へのアプローチ
高齢者の免許返納は、交通事故の減少だけでなく、健康的な生活を促進する可能性も秘めています。セーフライドでは、実際にプログラムを通じた経験をもとに、どのように高齢者が車のない生活を快適に送れるのかを検証し、将来につなげるサービス作りを目指しています。
代表の思い
代表の山内紗衣さんは、病院に勤めていた経験を活かし、高齢者の生活の質の向上に尽力しています。「運転を卒業した後も充実した生活を送れる社会を作ることが私たちの目標です。福岡市をモデルに、全国への展開も視野に入れています」と話しています。
福岡市の支援
本プログラムは、福岡市の「令和7年度ふるさと納税を活用したソーシャルスタートアップ支援」の一環として実施されます。地域の課題解決に寄与するサービスを支援する取り組みで、高齢者の方々がより良い生活を送るための助けとなることを期待しています。
高齢ドライバーの方々が、運転を卒業した後も安心して暮らせる環境を整えるために、参加を検討してみてはいかがでしょうか。