会計業務の新たなパートナー「F&M One GeNNect」
会計事務所向けの生成AIプラットフォーム「F&M One GeNNect」が、リリースからわずか7カ月で400の事務所に導入され、驚異的な成長を見せています。株式会社エフアンドエムが開発したこのツールは、会計業務における効率化と安全性を両立させており、その背景にはさまざまな要因があります。
1. 会計事務所におけるAIの必要性
近年、AIやデジタル化の波が押し寄せる中、会計事務所においてもその活用が期待されています。しかし、実際の現場では「使いたくてもハードルが高い」という声も多数存在します。最大の要因は、機密情報の取り扱いに関する法的なリスクです。実際、試算表や決算書といった重要なデータは、通常の生成AIでは扱うことが難しい・危険が伴うとされています。
2. 法的リスクへの対応
「F&M One GeNNect」の最大の魅力は、税理士法や個人情報保護法といった法的要件にしっかりと対応している点です。一般的な生成AIでは、知識が漏洩するリスクや個人情報が第三者に渡る危険がありますが、このプラットフォームでは安全な環境が整えられています。これにより、会計事務所は安心して機密データをAIに扱わせることが可能となります。
3. 安全なAI環境の提供
エフアンドエムは、企業の機密情報を守るためのクラウドサービスを長年提供しており、その蓄積されたノウハウを基に「F&M One GeNNect」は設計されています。また、「オフィスステーション」と呼ばれる人事労務クラウドの技術力を活用し、高度なセキュリティを確保。これによって、税理士が日常的に使うデータを安全に活用できるプラットフォームとして評価されています。
4. 機密データのAI活用シーン
このプラットフォームでは、試算表や決算書、議事録、証憑など、機密性の高いデータの活用が可能です。具体的には、以下のような機能があります:
- - 試算表・決算書の分析:財務データをもとに経営課題を抽出し、分析コメントを生成します。
- - 議事録の自動生成:面談の記録を基に議事録を作成し、時間を大幅に短縮します。
- - 証憑のCSV変換:領収書や請求書等の画像を自動的に仕訳データに変換します。
- - 事務所独自のbot作成:税務相談用などのAIツールを構築し、社内での効率化を図れます。
5. 主な特長と導入実績
「F&M One GeNNect」には、複数のAIモデル(ChatGPT、Gemini、Claude)を業務によって使い分ける機能や、事務所独自のボット作成が可能です。また、導入から7カ月で400事務所が利用を開始し、2,000のアカウントが登録されています。
さらに、同社が運営する「AI研究会」には950以上の事務所が参加しており、AIに関する知見が次々に蓄積されています。
6. 未来の展望
エフアンドエムは今後も「F&M One GeNNect」を進化させ、業務効率化や顧客支援の高度化を目指します。同社は会計業界全体の発展を見据えた生成AI活用基盤の構築にも取り組んでおり、さらなる成長が期待されます。
「F&M One GeNNect」は、会計事務所が安心して使える未来のキーテクノロジーとなりうるでしょう。