アートとワインの共演
2025-05-19 17:35:36

障がい福祉とアートが融合!新アルコール飲料の誕生とその背景

障がい福祉とアートが融合!新アルコール飲料の誕生とその背景



福岡市を拠点とする一般社団法人「ART WITH ME」が、北海道の上ノ国開発株式会社と協力し、新たなアルコール飲料「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」をリリースしました。この特別な商品は、2025年5月19日(月)に販売を開始し、上ノ国ワイナリーでの経済セミナー「上ノ国サロン」にて披露されます。

コラボレーションの背景



ART WITH MEは常日頃から「固定観念に挑戦し、新しい視点を提供する」ことを活動指針としています。この理念に共鳴する形で、上ノ国ワイナリーが取り組む革新的なプロジェクトに注目しました。彼らは、品質基準を満たさない高酸度のブドウを廃棄せず、新たなアルコール飲料として再生するという挑戦を行っています。これはフードロス削減とサステナビリティの推進をも意味しています。

その心理的抵抗を力に変え、「規格外=無価値」という先入観を打ち破り、高酸度の特性を新しい味わいへと転換しました。この“価値転換”は、ART WITH MEのアーティストたちが常に提案している「当たり前を疑う」「さまざまな視点から世界を見つめる」という姿勢と密接に繋がっています。

このコラボレーションにより、特別なラベルがデザインされ、アートの力で物語が可視化されています。規格外品が単なる再利用ではなく、アートがその背景や思いを表現する手段として活用されているのです。

商品の詳細



新しい飲み物「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」は、2023年に収穫されたセイベル種のブドウを使用しています。このブドウは濃厚かつ爽快感のある味わいを引き出すために、通常の基準を超えた酸度が活かされています。販売本数は1,000本限定で、価格は2,200円(税込)となっています。さらに、売上の20%はART WITH MEの活動支援に回されるとのことです。購入に関する詳細は、上ノ国ワイナリーの公式サイトをご覧ください。

発表イベントの開催



販売開始日と同日に行われる上ノ国サロンでは、ART WITH MEの主宰者である白石浩一が挨拶を行い、新商品について詳しく紹介します。また、イベント終了後には懇親会が開催され、参加者は新商品を試飲しながら交流を深めることができます。

NFTとART WITH MEプログラム



さらに「ART WITH ME」プログラムでは、障がいを持つ方々が自らのアート作品をNFTとして発表することができる、福祉特化型のデジタルアートプラットフォームを提供しています。このシステムにより、アーティストは自身の作品を唯一無二なものとして証明し、新たな収入源を獲得することが可能になります。

身体的な障がいを持つ方や、発達障がい、全盲など、多様なバックグラウンドを持つ方々が自分のストーリーや想いを込めた作品を登録し販売できるのがこのプログラムの特長です。その際、関係者も一緒に参加することができるため、より幅広いアートの発信が期待できます。

上ノ国ワイナリーについて



上ノ国ワイナリーは、北海道上ノ国町にある廃校をリノベーションし、ワイナリーとサテライトオフィスを設置した複合施設で、地元のブドウを用いてワインの製造・販売を行っています。また、地域のイベントなどでオリジナルのワインも提供しており、さまざまな形で地域社会とのつながりを強くしています。

今回の「ART WITH ME × 上ノ国ワイナリー」は、アートとサステナビリティ、そして地域社会が織りなす新たな形の価値を示す重要な試みです。私たち一人ひとりが、「規格外」の中に潜む豊かな可能性に目を向け、共感し合うことで、より良い未来を築くことができるのではないでしょうか。


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