セルフレジvs有人レジ、選択の背景に迫る
最近、買い物の最前線で注目されているのが「セルフレジ」と「有人レジ」です。どちらを選ぶかは、単なる好みだけでなく、使用する場面や商品の種類によっても影響を受けることがあります。そこで今回は、StoreProが行った調査を基に、セルフレジと有人レジの選択に関する心理や行動の背景に迫ってみたいと思います。
調査の概要
StoreProは、週1回以上スーパーやコンビニを利用し、なおかつセルフレジを利用する20~60代の男女を対象に、「有人レジとセルフレジの心理・行動」に関する調査を実施しました。これにより、ユーザーの選択の背後にある心理やストレス構造を明らかにしました。
調査対象と方法
- - 期間:2025年12月8日〜9日
- - 方法:インターネット調査(PRIZMAを利用)
- - 参加人数:1,008人
セルフレジ利用者が約半数を占める
調査結果によると、最もよく利用されるレジの種類として、セルフレジが49.4%を占め、有人レジは37.4%と続きました。両者の選択理由はさまざまですが、スムーズさが重視されていることが明らかです。
レジ選択の理由
- - スムーズな会計:56.5%
- - 短い待ち時間:40.1%
- - 店員に任せる安心感:19.4%
忙しい日常において、短い待ち時間と効率的な会計を求める声が多く聞かれます。
商品によるレジの選別
興味深いのは、購入する商品によってレジを選ぶかという点です。約半数の人々(46.5%)が商品に応じてレジを使い分けると回答し、特定の心理的安心感を求めていることが示されました。特に「見られたくない商品」を購入する際には、セルフレジを選ぶ人が多いとのことです。
セルフレジのストレス要因
一方で、セルフレジの利用においては「読み取りエラー」が39.5%と最も多くのトラブルを引き起こしていることが分かりました。このエラーが発生した際、店員を呼ぶことに対するためらいが、時間のロスやストレスの要因になっている可能性も。
有人レジのストレス
有人レジを選んだ場合には「待ち時間が長い」との声が47.3%と高く、購買者は対人コミュニケーションにおける負担感も報告しています。このように、各レジの選択においては、それぞれ異なる種類のストレスが背後に存在します。
理想のレジを求めて
調査では、「理想的なレジは何か?」という質問にも答えています。その結果、最も望まれているのが「セミセルフレジ」で、37.1%の支持を集めました。この方式は、商品登録をスタッフに任せ、支払いだけをセルフで行うスタイルであり、利用者にとって安心感と効率を兼ね備えているようです。
まとめ
本調査からは、消費者のレジ選択には効率性だけでなく、心理的安心感やプライバシーの問題も大きく影響していることが分かりました。セルフレジ利用者はスピードを重視しつつも、プライバシー確保の面でも満足感を求めていることが示されています。また、セルフレジの使用によるストレスと有人レジでの待ち時間という異なる種類の負担も、選択に影響を与えているようです。今後、店舗側は多様な心理に寄り添ったレジ環境の整備を考える必要があるでしょう。