福岡で楽しむ！韓国アートの新たな波、グループ展『COMPLEX』

福岡で開催される注目のアート展『COMPLEX』

6月12日から26日まで、福岡市中央区に位置するYUGEN Gallery FUKUOKAでは、韓国ソウルを拠点に活動するアーティスト・チーム〈C.P.S(Complex Seoul)〉によるグループ展が行われます。この展覧会は、昨年の「Complex Fukuoka」に続き、アートにおける複雑な感情や個人の内面をテーマとした作品が展示される企画です。

展示される作品は、275C（Ichiro.C）、キム・ドンホ（Kim Dong-ho）、イ・ドンフン（Lee Dong Hoon）、ジュ・ジェボム（Joo Jaebum）、ソル・ドンジュ（Seol Dongju）の5名のアーティストによるもので、彼らはそれぞれ異なる視点から「COMPLEX」というテーマにアプローチしています。

アートの多様性を表現する5人のアーティスト

- 275C（Ichiro.C）: 「嗜好の肖像」という独自の視点から、ユーモアや言葉遊びを交えた絵画や立体作品を展開します。ポップアートを基盤とし、ビビッドで楽しげな感性が特徴です。

- キム・ドンホ（Kim Dong-ho）: 旅や日常の風景に空想のキャラクターを織り交ぜ、現実と非現実が交錯する描写で、観る人に深い感動を与えます。

- イ・ドンフン（Lee Dong Hoon）: 「お土産」をモチーフにした作品を通じて、都市の日常や個人の趣向をグラフィックな形で表現します。特に「ステッカー」を使用した楽しいアートワークが特徴的です。

- ジュ・ジェボム（Joo Jaebum）: ピクセルという小さな単位を基に、形と感情を豊かに表現する作品で注目されています。

- ソル・ドンジュ（Seol Dongju）: 都市の風景をペン画と写真で記録し、そこに潜むユーモアや違和感を描き出します。

グループ展の背景

このグループ展『COMPLEX』は、韓国の活況を呈するアートシーンから影響を受けており、光州ビエンナーレやフリーズといった国際的なアートイベントにも参加するアーティストたちによって構成されています。彼らは、複雑さを内面から探求し、その感情を作品で具現化しています。

本展は自由入場で、アートに興味がある方は誰でも楽しむことができます。また、最終日の6月26日は午後5時までの開館となりますので、お見逃しなく。さらに、この展覧会は7月4日から21日までは東京・南青山のYUGEN Galleryでも開催される予定です。

福岡で韓国アートの新たな波を体感できる貴重な機会、ぜひ訪れてみてください。アーティストたちの深い思索から生まれた作品を通じて、私たちの日常に潜む複雑さについて考えるきっかけとなるでしょう。