中間管理職の現実とは?プレイングマネジャーの厳しい実態を徹底解析!
日本経営協会が実施した第8回「日本のミドルマネジャー意識調査」から、中間管理職の実態と課題が浮き彫りになりました。本調査では539名のマネジャーを対象に、業務負担や充実感、将来への展望などが問われています。この調査結果を詳しく見ていきましょう。
プレイングマネジャーの実態
調査によると、管理職の約9割が「プレイングマネジャー」であることが明らかになりました。これは、彼らがマネジメント業務だけでなく、現場での実作業も行っていることを意味します。具体的に言うと、マネジメント業務に専念できているのはわずか13.2%です。この傾向は特に行政・自治体において顕著で、50%の管理職がそれに該当しています。つまり、民間企業よりも行政の方がマネジメントに時間を多く割いているとのことです。
このようなプレイングマネジャーの状況は、過重労働に繋がりやすく、実際に業務負担が増えていると感じている管理職は5割以上に達しています。
人手不足が生む悩み
次に目を引くのが、管理職の最大の悩みが「人手不足」であるという点です。半数以上の管理職が「部署の人材不足」を挙げており、この問題が自らの仕事の負担を増大させています。さらに、コンプライアンスやハラスメント問題への対処も、その負担要因の一部となっています。このように、人手不足の悪循環が悪化しており、管理職は苦しんでいます。
充実感と希望
意外な結果として、管理職への昇進を「希望した」と答えた人は21.0%。多くは流れで昇進したと感じているものの、70.5%が仕事の充実感を感じていることも興味深い。特に、実際に役割を担う中でやりがいを見出している職員も多いようです。
ただし、充実感だけで持続可能な働き方を実現するのは難しいと現在の管理職たちは認識しています。それには生活の安定や正当な評価が不可欠とされています。
生活の安定と正当な評価
多くの管理職が「仕事を続けるための要素」として挙げるのは、生活の安定と仕事に対する評価や報酬です。前回の調査と比較しても、生活の安定を重視する傾向が増加しています。
中間管理職は、充実感を持ちながらも不安定な状況で働いていると言えます。これは、職場環境改善や人材育成に対するインセンティブが必要であることを示しています。
結論
本調査から浮かび上がったのは、管理職が様々な問題を抱えながらも、自らの業務に対する充実感を持ち続けているということ。しかし、生活の安定や的確な評価が求められており、それが不足しているとストレスや不満の原因となっています。将来的な人材育成や職場改善の必要性を感じますが、まずは充実感だけでは持続できないことを多くの管理職が理解している現状が示されています。
さらに、調査では超過勤務の実態や若手社員に求められるスキル、理想の職場環境などについても多くの情報が紹介されています。この機会に改めて、ミドルマネジャーへの理解を深めてみてはいかがでしょうか。