welzoとCULTAが業務提携、次世代農業モデルの構築に向けた第一歩
福岡に本社を構える株式会社welzo(ウェルゾ)は、アグリテックのスタートアップである株式会社CULTA(カルタ)との業務提携に関する基本合意書を締結しました。これにより、両社は持続可能な農業生産モデルの確立を目指し、世界各地の農業環境に適した品種や栽培技術を開発していきます。
提携の背景と意義
近年、気候変動の影響が農業に大きな打撃を与え、多くの地域で安定した生産が難しい状況が続いています。このような環境下では、従来の栽培技術や品種だけでは解決できない問題が浮上しています。従って、地域ごとの特性を考慮したアプローチが必要です。
welzoは、100年以上にわたり農業資材や栽培技術に関する知識と経験を積んできた企業であり、CULTAはAIやデータを活用した迅速な品種開発を行っています。この二つの会社が提携することにより、異なる強みによって新たな農業の形を模索する機会が生まれます。これにより、両社はそれぞれの地域に最適な品種と栽培技術を一体的に提供し、気候変動に対抗する新たな農業生産モデルを構築することを目指しています。
パートナーシップの具体的な取り組み
提携の一環として、以下の二つの主な活動が行われます。
1. マレーシアでの現地生産モデルの構築
マレーシアのキャメロンハイランドという農業地帯において、CULTAが開発・提供するイチゴ品種とwelzoの栽培技術を組み合わせるプロジェクトが進められます。CULTAは自社のイチゴ苗を提供し、welzoは環境に適した栽培手法を開発し、高設栽培システムの導入や栽培指導を行います。この実証実験の成果は、将来的に他の国や地域への展開に生かされる予定です。
2. 日本国内におけるCULTAオリジナル品種の普及
国内では、welzoの広範なネットワークを活用して、CULTAのオリジナル品種を生産者へ導入し普及促進を図ります。これにより、各地域の環境に適した新たな生産地の形成を目指します。本提携により、日本独自の品種開発力と栽培技術を国内外へ広めていくことになります。
代表者のコメント
welzo 代表取締役社長 金尾佳文
「創業以来、私たちは日本の『食と農』を支えてきましたが、今は農業を取り巻く状況が大きく変わりつつあります。CULTAの技術は、未来の農業にとって不可欠なものです。この提携を通じて、持続可能な農業の新たなモデルを共創していきたいと考えています。」
CULTA 代表取締役CEO 野秋収平
「私たちは、気候変動に適応した農業生産のため、迅速に品種を開発し、地域にフィットした栽培技術を導入することが目標です。welzoとの提携によって、より多くの地域に私たちの品種を届けていきたいと思います。」
会社情報
所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目14-3
設立: 1952年08月
事業内容: BtoB向けの農畜水産業、食品産業、園芸などの専門性の高いソリューションを展開
公式サイト
所在地: 東京都小金井市中町2丁目24-16
設立: 2017年11月
事業内容: 次世代品種の研究開発を中心とした事業
公式サイト
提携によって、両社は気候変動に強い農業の未来を共に切り開いていくことでしょう。日本から世界へ、新たな農業の可能性が広がります。