若者が未来を語る
2025-08-21 16:33:17

若者が描くグローバルヘルスの未来を語るTICAD9公式イベント

TICAD9公式イベントが示した未来のグローバルヘルス



2025年8月20日、パシフィコ横浜で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の公式テーマ別イベントでは、次世代を担う若者たちがグローバルヘルスについての意見を交わしました。一般社団法人NTDs Youthの会の主催となるこのイベントには、厚生労働省、WHO、Gaviワクチンアライアンスの専門家、そして日本をはじめとしたアフリカ各国の若者が一堂に会しました。「誰一人取り残さない」ことを目指すユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた意見が活発に飛び交いました。

開会挨拶とUHCへの期待



開会の挨拶を行った井筒将斗国際保健管理官は、グローバルヘルスが迎える新たな転換期において、次世代の重要な役割を強調しました。日本政府が推し進めるUHCの理念について説明し、WHOとの連携のもと、NTDs対策や研究開発支援に対する国際的な取り組みを紹介しました。また、若い世代がUHCの実現に向けた議論を主導する機会を得ることへの期待感を表明しました。

第1部:ショートトークの内容



イベントは、各スピーカーが自身の見解を短いプレゼンテーションで述べるショートトークから始まりました。まず、ミカ・S・ンダイジガ氏は、「NTDsは過去の問題ではなく、今もなお深刻である」と強調し、若者の力がその解決に欠かせないことを語りました。続いてノエル・アワ氏は、若者がNTDsとの闘いにおいて先頭に立つべきとし、具体的な国の政策への組み込みが必要であることを訴えました。さらに、ヨナ・ンガザ氏は、アフリカの若者たちがNTDsを制圧するためには、ステークホルダーとの連携が不可欠であると語り、梅木真実氏は日本の過去の経験から学び、若者が積極的に行動すべきだと強調しました。

第2部:パネルディスカッション



ショートトークの後、パネルディスカッションが開催され、議論はさらに深まりました。登壇者たちは、「国の主体性」と「若者の積極的な関与」をテーマに、Ntds解決に向けた具体的な行動案を話し合いました。グローバルヘルスは、国家だけでは解決が難しい問題であるため、国際的な協力が必要だと参加者は同意しました。

次の行動に向けての提案



イベントの終わりには、今後の活動に向けた三つの提案が提示され、参加者たちは「タッチ10Kチャレンジ - NTDスプリント」の実施を決定しました。この活動には、すでに10カ国から20名が参加を表明しており、さらなる展開が期待されています。

このイベントは、若者たちの積極的な参加が国際的な健康課題の解決に向けた強い推進力になることを証明しました。グローバルヘルスにおける新たな時代に向け、次世代がどのように未来を築いていくか、今後の動向に注目です。


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