福岡工業大学が短期大学部を改組し、新たにデジタルメディア学部が誕生

福岡工業大学短期大学部、4年制学部に改組へ

福岡工業大学の短期大学部は、2027年度以降の学生募集を停止すると発表しました。この決定は、文科省の「大学・高専機能強化支援事業」に採択されたことを受け、進められます。新たに設置される「福岡工業大学デジタルメディア学部デジタルメディア学科（仮称）」は、デジタルコンテンツ市場の急速な進化に対応することを目的としています。

デジタルメディア学部の新しい特徴

新学部では、CG、ゲーム、サウンドなど、デジタルメディアに関連する専門技術を学ぶことができます。これにより、学生はクリエイターとしてのスキルを磨くことに貢献します。メディアデザインは、多様な社会情勢や人間心理を反映した分野であり、高度な技術力と幅広い教養が必要です。本学では、これらのニーズを満たすための教育体制を整え、学生に実践的な学びを提供します。

工学部も改組し、進化した学びを提供

同時に、福岡工業大学の工学部も改組を進めています。現在の4学科制から、先進工学科（仮称）に改組されることで、6つのコースが設置される予定です。この改組では、従来の4つの学問分野（電子情報工学、生命環境化学、知能機械工学、電気工学）に加え、新たに地域ニーズに応じた「半導体工学」と「建築デザイン」を導入します。

変化に強い実践型人材を育成

この新しい教育体制の目的は、変化が激しく予測困難な現代に資する実践型人材の育成です。学生はコース横断科目を学ぶことで、幅広い知識と汎用的な能力も身につけられます。これは、時代のニーズに合わせて迅速かつ柔軟に対応できる能力を養うもので、より強い人材を社会に送り出すことを目指しています。

在学生への配慮と支援

現在在籍している短期大学部の学生や2026年度入学生には卒業まで責任を持った教育支援が提供されることが約束されています。就職や編入学支援体制も整えているとのことで、OB・OGに対しても同法人としてのサポートが続けられます。

福岡工業大学は、学生一人一人に適した学びの場を提供し、未来の技術者・クリエイターを育成するための環境を整えています。今後の取り組みが非常に楽しみです。