福岡県福智町に誕生！天郷醸造所のオープニングセレモニー開催

福岡県の新たな酒蔵「天郷醸造所」開所へ

福岡県田川郡福智町に、待望の新しい酒蔵「天郷醸造所」が誕生しました。この計画は、地域の活性化と日本の酒文化の発展を目指す中山雄介氏の熱意によるものです。2025年3月31日にその完成を迎え、5月11日にはオープニングセレモニーが行われる予定です。

この醸造所の建設は、2024年10月の地鎮祭から始まりました。厳しい冬の寒さを乗り越え、約4ヶ月間にわたる基礎工事が着実に進行し、ついに完成に至りました。職人たちの技術、地域からの支援、クラウドファンディングによる多くの応援が、このプロジェクトを支えたのです。

新しい建物が立つ場所は、かつて多くの思い出がある「天郷（てんごう）青年の家」の跡地でもあります。中山氏はこの地を選ぶ際、周囲の自然がもたらすエネルギーを感じ取り、豊かな資源があることを見抜きました。地名「天郷」は「天国のような故郷」という意味が込められており、地域に根ざした酒造りを象徴しています。

酒蔵の完成を祝うオープニングセレモニーでは、代表の中山氏や杜氏の挨拶を行い、実際に販売される製品の紹介や醸造所の特徴についてお話しする予定です。ただし、一般の人々の参加は控えられ、メディア関係者のみ受け入れられます。場所は福智町上野3109-38の天郷醸造所で、雨天でも開催予定です。

会場へは田川直方バイパスから道なりに進むと、駐車場が設置されています。繁華街からは少し離れた静かな場所ですが、その分、酒づくりに最適な環境が整っています。

天郷醸造所では、地域資源を活かして、今後も厳選された素材から魅力的な酒を造っていく予定です。そのためには、地域の人々との連携を大切にし、共に成長していくことが重要です。2025年以降、この醸造所が福智町の地元産業として地域に愛される存在となることを期待しています。

何もない土地から誕生した「天郷醸造所」は、これから福智町の新たな象徴となります。開業に先立って、ぜひこの酒蔵を訪れ、地域の魅力を感じてみてください。日本の酒文化を支える場所がこの地で根付くことを、心より楽しみにしています。