スシローの新顔認証
2025-06-12 09:13:26

スシロー、AWLの顔認証ソリューション『FaceWatch』を全店舗に導入

スシローがAWLの顔認証ソリューションを全店舗導入



日本最大の回転寿司チェーン「スシロー」が、エッジAIスタートアップAWLの顔認証ソリューション『FaceWatch』を国内全店舗で導入することを発表しました。この新たなシステムは、セキュリティの強化と従業員の勤務実態の可視化を同時に実現するものとして、外食業界及び小売業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進化として注目されています。

導入の背景と目的



スシローには、当社の運営する約650店舗に5万人以上の従業員が勤務していますが、これまでの勤怠管理は従業員自身の打刻によって行われてきました。これにより、打刻漏れや未打刻の残業が発生した際に、自己申告以外での確認手段が存在せず、大きな課題がありました。

こうした課題を克服するため、AWLはニッコクソフト株式会社との協力により、顔認証専用端末と顔認証エンジンを組み合わせた『FaceWatch』を開発しました。このシステムの導入により、入退店の記録と勤怠データとの突合が可能になり、勤務実態を正確に把握できるようになります。

『FaceWatch』の主な機能



『FaceWatch』は業務効率とセキュリティを向上させる次世代型顔認証従業員管理ソリューションです。主な機能には、以下のようなものがあります。

  • - 入退室管理: 電子錠やスマートロックと連携して、顔認証によるスムーズな入退室を実現。
  • - 不正入店防止: 退職者や部外者の侵入を食い止め、店舗のセキュリティを強化。
  • - 勤怠記録自動突合: 入退室時間を自動で記録し、勤怠データと照合。
  • - 時間外労働検知: 未申請の残業を自動的に検出。
  • - AIカメラ連携: AWLBOXとの統合で、より詳細な管理が可能になる。
  • - 外国人従業員の就労資格チェック機能(開発中)。

導入による期待効果



『FaceWatch』の全店舗導入によって、スシローでは以下のような具体的な効果が見込まれています。

1. 従業員による暗証番号の入力を廃止し、手間を削減。
2. 勤務実態を正確に把握することで、労務管理の効率化を実現。
3. 入退店記録の活用を通じて、より働きやすい環境を整備。

F&LCの人事部 労務課の松本さんによれば、「導入したソリューションによって、労務管理コストの削減や職場環境の向上が期待されています。特に、現場での実運用によく適合している」とのことです。労働環境の改善が急務である中、AWLの技術が新たな希望となっています。

今後の展開



AWLとスシローは、今回の『FaceWatch』導入を契機に、さらなる労務管理のDX推進やAI技術を活用した業務最適化を図る計画です。また、導入事例を多くの企業とシェアするため、「スシロー × AWL」による共同ウェビナーを開催します。ここでは、導入背景や具体的な効果について、実際の運用とともに紹介する予定です。

ウェビナーの詳細



ウェビナーのテーマは「公平で安全な職場環境の実現へ—エッジAI顔認証がもたらす変革とは?」です。飲食・小売業界に関心のある方々には、特におすすめの内容となっています。参加を希望される方は、以下のリンクからお申し込みいただけます。


この新たな取り組みを通じて、スシローが挑む労務管理の未来に、ぜひご注目ください。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: スシロー 顔認証 AWL

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。