国内初のデジタル資産復旧企業『ビットコイン・セイヴァー』設立！新たな市場への挑戦

国内初のデジタル資産復旧会社『ビットコイン・セイヴァー』が設立

2025年12月1日、売れるネット広告社グループ株式会社（証券コード：9235）が、暗号資産やNFTなどのデジタル資産を復旧・保全する事業を手掛ける新会社『ビットコイン・セイヴァー株式会社』を設立しました。本記事では、この新たな挑戦と市場の動向について詳しく紹介します。

設立の背景

ブロックチェーン技術の進展に伴い、ビットコインやその他の暗号資産市場は膨張を続けています。2024年末には、その市場規模が約3.91兆ドル（約587兆円）に達し、2025年現在でも約3.8〜3.9兆ドルの規模を維持しています。特に、日本国内でも暗号資産取引所市場は急速に成長しており、2033年には約243.6億ドル（約3兆6,540億円）に達すると予測されています。

こうした中で、デジタル資産の復旧や保全に対する社会的な関心が高まっています。多くの人々がパスワードを忘れたり、秘密鍵を紛失する事例が後を絶たないため、暗号資産の復旧サービスへの需要が急成長を遂げています。

ビットコイン・セイヴァーの特色

ビットコイン・セイヴァーでは、特にパスワードを失ったりウォレットへのアクセスができなくなったユーザーからの相談に迅速に対応します。成功報酬型の料金体系を採用しており、回収資産の40%を報酬として受け取る形です。これにより、復旧に失敗した場合でもユーザーの費用負担を最小限に抑えることが可能です。

また、主要な暗号資産ウォレットや取引所に幅広く対応しており、著名な技術者と提携したことで、高度な技術力を持つサービスを展開しています。代表の岩田氏は高い技術力を背景に、過去に数億円分の資産を復旧した実績を持ち、解決率は90％以上です。

増大する復旧ニーズ

日本国内において、約370万BTC（約60兆円相当）がパスワードを紛失するなどしてアクセス不能となっているとされ、これが「眠れる資産」としての復旧ニーズを生んでいます。ビットコイン・セイヴァーは、これらの失われた資産を取り戻すことを目指しています。個人向けだけでなく、法人の資産管理や相続関連の支援にも事業を広げ、「失われた資産を取り戻す最後の砦」としての役割を果たすことを目指しています。

未来への展望

今後、ビットコイン・セイヴァーはAI技術やM&Aを用いてさらなる成長を図るとともに、国際的なセキュリティ認証を取得することで、社会的な信頼性を向上させていく考えです。将来的には、Web3領域でのユニコーン事業化も視野に入れており、世界市場で数千億円規模の成長を目指します。

代表取締役社長の加藤氏は「失われた370万Bitcoinの1%を救出する」ことを目標に掲げており、技術力を活かした「宝探し」のような事業として多くの期待を寄せています。