福岡の新たな音楽発信源『muside×推しリク』チャンネルの登場
西日本鉄道株式会社(西鉄)とUSENの新たな試みとして、音楽支援プラットフォーム『muside(ミューサイド)』と『USEN 推し活リクエスト(推しリク)』のコラボレーションが実現しました。2025年6月7日から、USENの店舗向け音楽配信サービスで「muside×推しリクチャンネル」が開設され、音楽を通じた新たなつながりが生まれることが期待されています。
地域の音楽を盛り上げる取り組み
最近、地方の音楽シーンを活性化させる動きが広がっています。インディーズアーティストやアマチュア音楽家は、ライブパフォーマンスだけでなく、SNSや音楽ストリーミングサービスを通じて自らの音楽を発信しています。しかし、自己の楽曲が多くのリスナーに届く機会を得るのは容易ではありません。このような状況の中で、西鉄とUSENの協力による新しい音楽チャンネルは、アーティストとリスナーの架け橋となることでしょう。
チャンネルの特長
「muside×推しリク チャンネル」では、人気楽曲を厳選しながらも、独自のリクエスト形式での楽曲投票を取り入れています。具体的には、musideの楽曲応募から選ばれた上位楽曲とUSENの週間ランキングの上位楽曲がシャッフルされ、24時間体制で放送されます。この仕組みを通じて、アーティストの楽曲が様々な環境で流れ、多くのリスナーに触れる機会が増えます。
この新しい音楽チャンネルは、西鉄が運営する商業施設を中心に放送され、その後も放送対象施設は全国へと拡大する計画です。商業施設や旅行代理店、学校など、様々な場所で気軽に楽しむことができる音楽空間が提供されます。
『muside』と『推しリク』の背景
『muside』は、福岡市内で新規事業創出プログラムの一環として生まれた、アーティスト支援を目的とした音楽プラットフォームです。このプラットフォームは、アマチュア音楽家が活動しやすい環境を作るために、様々な情報を提供し、実際のライブイベントと連携を深めています。 さらに、福岡市内の高校生たちが自ら企画・運営するライブイベントも行っており、地域の音楽愛好者の活性化に寄与しています。
一方、『USEN 推し活リクエスト』は、2024年にスタートしたユーザー参加型の楽曲投票サービスです。このサービスは、音楽ファンにとってリアルタイムでお気に入りの楽曲を応援し、ランキング形式で発信できることが大きな魅力です。
今後の展望
西鉄とUSENは、この新たな音楽チャンネルの開設を通じて、音楽を通じた地域活性化を続け、アーティスト支援にも力を入れていく意向です。また、音楽と人々や街との新たな体験を生み出すことで、訪れる人々に心地良い空間を提供することを目指しています。これは単なる音楽の配信を超え、人々の生活に潤いと楽しさを添えることでしょう。
今後も、音楽が持つ力を最大限に引き出す取り組みが進む福岡の音楽シーンから目が離せません。ぜひ、新しい音楽の魅力に触れてみてください。